るい

座頭市御用旅のるいのレビュー・感想・評価

座頭市御用旅(1972年製作の映画)
3.7

まさかの子連れ旅第三弾👶23/26


大森一生監督の作品はまだ数本しか見てないけど、縦横色んなドラマ描くのが好きなんかな。それはそれでとてもいい面もあるんやけど、若干メインが弱めになる感じがするんよね。

今回で言うと、借金のある兄妹、兄の子供二人、十手の親子、雇われ殺し屋と物語の連鎖は良いのだけど90分で描き切るには難しい。最後は痺れたけどね。

「つまらねぇ仏心をだしたばっかりに、とんだ鬼にされちまった」

今回は(も)市の良心的な働きが裏目に出る。しかも裏目に出続ける。でも相変わらずお人好しな市は人のため、もしかしたら己のために我が道を進んでいるのかも。

そういうぶれない市はとっても好き。座頭市はヤクザって言っても己の正義を通してて、ただの暴力時代劇的な展開ではなくて人情映画になってるのが良い。

あ、そうだ。時代だから仕方ないんやけど、座頭市ってほとんどお色気要素なくて好きだったけど、若干のそういうの入っててまじでいらんなって思った。

せやせや、あんさん笑福亭仁鶴はんやおまへんか〜!若くても顔がそのままなので一瞬でわかった😏
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