鹿苑寺と慈照寺

L.A.コンフィデンシャルの鹿苑寺と慈照寺のレビュー・感想・評価

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)
4.0
マフィアの幹部や警官など6人が殺される事件が勃発。野心家のエリート刑事エド(ガイ・ピアース)、正義のためなら手段も選ばない熱血漢の刑事バド(ラッセル・クロウ)、賄賂も辞さない麻薬課の刑事ジャック(ケビン・スペイシー)の3人が事件を追う。

エド、バド、ジャックの3人はそれぞれ価値観の異なる刑事だ。冒頭でそれが端的に示され、互いに反目し合っている。所属の違う3人が共に同じ事件を追うことになる過程がとても良かった。特にエドの言葉にジャックが協力を買って出る場面、反目し合っていたエドとバドのバディ感もとても好き。

登場人物がとても多いものの真犯人にたどり着くのはとある言葉がヒントになっており、シンプルな脚本が良い。そのとある言葉が真犯人に繋がる架け橋になっているのも刑事ものらしい演出で最高だった。

本作はとにかく銃撃シーンが多く人が大勢死ぬ。特にラストの銃撃シーンは見もの。エドとバドの所作がとにかく息が合っていて、バディものの良さが存分に出ている。最高。

序盤の「再生の見込みのない犯人を後ろから撃てるか」という問いに対するアンサーをしっかり用意しているラストも好きだった。

以下は個人的なメモ
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ポスタービジュアルがとても良い。

バド・ホワイト巡査
ジャック・ヴィセンズ巡査部長
エド・エクスリー巡査部長

「再生の見込みのない犯人を後ろから撃てるか」

刑事ドラマの顧問ジャック
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