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THE JUON/呪怨のTaKeiteaZyのレビュー・感想・評価

THE JUON/呪怨(2004年製作の映画)
2.9
アメリカ版リメイク、伽倻子は海外の人にも容赦しない話!

特に何かあったわけではなく、配信期限が切れそうだったので視聴。

要素通り、というかしょうがないというか、日本の映画版とOVA版の名シーンを切って貼ったほぼ完璧な焼き増しになっており、日本版を見ている人には主人公が欧米の方になっていること以外は、目新しいものは特にありません。むしろ、呪怨特有のストーリーと登場人物がバラバラに進むザッピングシステムが使われていないので、非常に凡庸な作品にすら思えます。あれは寧ろ海外の人にはノイズになってしまうという配慮なのかもしれないけど。

日本の怖い悪霊をぜひ海外の方にもご堪能して頂きたい、というお試しサンプルのような映画なので、日本版しっかり見てる人は見なくて大丈夫です。逆に、呪怨初めて見るなら日本版よりこちらの方が見やすいかもね。サビ抜きの寿司、て感じです。なんかあまり良い言い方できてないけど、呪怨元々が面白いので、最後までまあまあ見れました。

あの日本版の名シーンである、テレビが歪む霊障がカットされてるんだけど、あれ考察するに、何か不安になったらとりあえずテレビつける文化が欧米には無いので、不自然になってしまうということなんだろうか...
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