TaKeiteaZy

バタリアンのTaKeiteaZyのレビュー・感想・評価

バタリアン(1985年製作の映画)
4.0
軍が秘密にしていたダメ薬品「トライオキシン245」が見事に漏れて街にバタリアンが溢れかえる話のはじまりはじまり夏木マリな話!

いやー、U-NEXTに来てたから久しぶりにおさらい!もうみんな知ってるよね。俺はこれを5歳の頃、父親に無理やり見させられて成人になるまでトラウマになってんだよ!Z(ゾンビ)Vだよ!そして、こっから俺の映画人生はちょっとおかしくなってしまった、自分の人生にとって確実に線路の置き石になってしまった作品です。子供の頃タールマンはまじで怖くて、大人になるまで二度と視界に入れたくもなかった、でも20歳超えたあたり、それこそ劇中のチーマー達と同じくらいのテンションで仲間達とノリで見て、それでも自分は冷や汗かきまくって見たら、あれ?こんなん?となり、何とか克服できました。クッキングパパで嫌いな食べ物荒岩に食べさせられた梅田くんじゃねえんだから。

思い出話もこれくらいにして、これ、ロメロゾンビ→サンゲリア→バタリアンという順番なので、シリアスなゾンビがハネた歴史の中で「クソ真面目に哲学ってんじゃねえ!生きる屍体より、本当に恐ろしいのは人間なのかもしれない、わけねえだろ!生きる屍体の方が絶対怖いだろうが!」という逆ギレと型破りが最高なんだけど、シラフで構えて見れたもんじゃねえな、ガハハ!とはいつつ突然オバンバが語り始める脳みそを喰う理由とかが完成され過ぎてて、ふざけてるだけとも言い切れないシャープさもある、なんか全編において変なバランス過ぎる映画なんだよね。最後のたたみ方とかももうぐちゃぐちゃ。なんか群像劇ぽさもありそうでないし。何なんだよ、ふざけんなよ。子供の頃あんだけ怖がってしまっただけに、今になってムカッ腹が立ってきたぞ。バーカ!

ゾンビものとしてはあまりに有名なので、今更おすすめも何もないけど、こちらも0%の真剣さで見ることをオススメします。こんなことは二度と言わねえが、あんたたち(バタリアンたち)に人生変えられてんだ。これがなけりゃあ...一体どうなってんだろうな。初めて入れてしまったタトゥーのように、たまに眺めて物思いに耽ろうか。
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