破天荒だけど腕は確かなラッセルクロウエクソシストが、アメリカから移住してきた家族が例の如く悪魔憑きを罹患するので、出向くが意外に大変だった話。
エクソシストもの、そんなに見まくったわけじゃないけど、かなりポップな雰囲気が伝わったので見ちゃおうかなと。ラッセルクロウがやってると、悪魔だろうがなんだろうがボコボコにしちゃう信頼があったんだけど意外にそうではなく。悪魔はあくまでリアルに描いて、そいつらがエクソシストも踏まえ人間をどう侵食してくるのか、というところに大きくテーマを持っていて、拳をギュッとしながら「頑張れ...負けんな...」という気持ちで終始見てました。相手は異界の怪異なんだから、まあそりゃあそうだよね。信仰の重要性がピンとこないと、どんな方法が強くて効果的なのか分かりづらいのはこの手の作品の付き物ではあるんだけど、素人目に見ても「...いやあ、激戦でした」というのが分かるので、退屈しなかったです。
自分は結構ラストにゾッとしたというか、うわ〜てなったというか。この話の後にどんな世界が繰り広げられるのか、想像すると楽しかったですね。まさに殉職者の生き様、その片鱗だけで壮絶に楽しめた良い作品でした。
