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白雪姫と鏡の女王のbutasuのネタバレレビュー・内容・結末

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!さすがターセム・シン監督、といった圧巻のビジュアルとセンス。絵的な美しさもさることながら観ていて全く飽きることのないダークファンタジックな世界の構成。随所に散りばめられたユーモアと、余すことなく魅力的なキャラクターたち。

キャスティングが本当に完璧。美しい黒髪と白い肌、本当に可愛すぎてでも強く凛々しくて、白雪姫にピッタリなリリー・コリンズ。女王の薬によって中身を間抜けな子犬にされてしまう姿まで完璧に演じた王子のアーミー・ハマー。そして何より女王ジュリア・ロバーツのハマりっぷり!美しくて癖があって偉そうでチャーミングでプライドが高すぎて最低の女王を、これ以上無いくらいに演じきっていた。見事。7人の小人も全員愛らしくてとても良かった。

エンディングでいきなりインド映画になったのは笑った。監督の癖がこれでもかと色濃く出ている、独自路線のファンタジー映画。好き。
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