あきしげ

白雪姫と鏡の女王のあきしげのレビュー・感想・評価

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)
2.5
本体は眉毛。

良かった点。

・現代風にアレンジしたコミカルな内容
・色鮮やかな衣装の数々

悪かった点。

・ジュリア・ロバーツの薄味な悪役
・7人の小人と王子の描写が不足
・ターセム・シン監督の遠慮気味なボリウッド

本作の注目点はジュリア・ロバーツ初の悪役。
そのような宣伝で話題を集めようとした本作。
蓋を開けてみれば、もの凄く足りない印象だ。

確かに鏡の女王というキャラクター。
だけど、ジュリア・ロバーツの範囲。
イメージを崩さない薄味な悪役です。

同じ女王でもシャーリーズ・セロンが圧倒的です。
キレイなイメージなど一切守ろうとしない演技力。
これがジュリア・ロバーツに足りない部分でした。
脚本のせいもあるけど、目新しさがなかったです。
ジュリア・ロバーツという名前だけ先行した感じ。

本作は男たちの描写があまりにも中途半端。
物語上出さないといけないから出した感じ。
特に7人の小人は半分しか機能していない。
あとは棒立ちという役割でいるだけでした。
アルコット王子はどこに魅力を感じたのか。
優れているのは容姿と剣術だけの魅力なし。

何度も映画化されているグリム童話。
本作では現代風なアレンジを施している。
衣装の鮮やかさは目を見張る美しさ。

エンドロールでは歌と踊りを披露する。
まさにボリウッドという感じのシーン。
どうせなら劇中に使ってもいいと思う。
そうすれば違った面白さがあったはず。
それをやらなかったのは非常に残念だ。

フィル・コリンズの娘。
リリー・コリンズの眉毛。
最後まで気になりました。
あまりにも立派すぎる。
あきしげ

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