No.1578
2024.01.12視聴
イーストウッド−24（1979年作）22/71
大ヒット作「ダーティーハリー」のドン ・シーゲルとイーストウッドのコンビが今度は脱出劇で魅せる。
それにしても脱獄は疲れる。終わった後ドッと疲れが出た。しかし、脱獄劇は観客をどれぐらい疲れさすかが勝負だから仕方ない。
この映画、疲れ方が半端じゃない。だから大成功の映画と言えるだろう。
ハラハラドキドキを楽しみたいなら絶対推薦の映画だ。
歴史的な難攻不落のアルカトラズ刑務所。サンフランシスコシスコに湾に浮かぶこの刑務所は連邦刑務所であり、軍事監獄でもあった。
この刑務所に連れてこられた新入りの受刑者フランク・モリス。頭脳明晰の彼は、ある日通気口から外へ出られるという話を聞き、独房の小さい通気口への入り口を崩してそこから独房の外へ脱出する手段を思いつくのだが。
実話である。
名作「穴」と同じようにただ、ここから脱出するドラマである。
もちろんその間には、先輩受刑者から体を求められ、打ちのめしたかことから、最後まで命を狙われることになるというエピソードもある。この他、個性的な受刑者との交流も描かれてはいるものの、ストーリーの大半はやはり脱出劇に裂かれている。
だから面白い。
この映画が上手いのは、前半に、いかに脱出が難しいか、そして誰一人脱獄に成功したものがいないことをさりげなく説明していることだ。
観客はこの説明で、とても無理だと自然に思いながら映画を観ることになるので、より一層、ハラハラドキドキ感が増大する。
どうやって抜け出すか、それは観てのお楽しみ。
（追記）
脱獄映画のベスト5、貴方はどんな作品が頭に浮かびますか？私は
・パピヨン
・大脱走
・ショーシャンクの空に
・穴
・プリズン・エスケープ/脱出への10の鍵
5つ目が難しい。
