のんchan

ディーバののんchanのレビュー・感想・評価

ディーバ(1981年製作の映画)
3.6
『ベティ・ブルー』のジャン=ジャック・ベネックス監督の長編デビュー作。
丸40年前製作も、ブルーが貴重になっている美しくてスタイリッシュな映像、当時の先端を行く様々なアイディアを駆使した、極めてお洒落でセンスの良いフランス🇫🇷映画という印象。

オープニングは"ディーバ"と言われて人気のある黒人オペラ歌手シンシアが《ラ・ワリー》を歌う舞台から始まる🎶

その舞台を聴きながら、こっそりと鞄の中に仕込んだ録音機でテープ📼をまわしているのは、音楽好きでシンシアに惚れ込んでいる郵便配達員をしている青年ジュール。ただ自宅(倉庫をリノベーションしたロフト風なお洒落アパート)で📼を聴いて感情を寄せるだけ、神秘的な魅力のディーバに憧れているだけの青年が、とある事件に絡まれてしまう。

音楽とは全く関係ない売春組織の内幕を暴露した告白テープ📼を探しているチンピラに追われてしまう事に❗️
2本のテープを巡って、ジュールは訳も分からずパリの街中を逃げ惑う...

ランチの後だとフランス語が心地良く通り過ぎて、途中睡魔も襲ったけれど、ジュールがスーパーカブ的な原付バイク🛵で、パリの街並み、地下鉄駅構内、地下鉄にもバイクごと乗り込み、エスカレーターや階段を暴走するシーンがとてもスリリングで見応えがあって目が覚めた😅

ジャンル分けは難しいかな?クライムサスペンスにしては緩く、そこそこアクションでもあり、青春物でもあり、ラストはラブストーリーとしても成り立つ?

私はそれ程ハマらなかったけど、好きな人は好き‼️っていう独特の雰囲気を持った作品でした✨
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