DTP屋の柴犬

ソウのDTP屋の柴犬のレビュー・感想・評価

ソウ(2004年製作の映画)
4.5
グロテスクを一番の売り…にしていなかった時のSAW。

低予算だからこそ出来た最高のシチュエーションホラーサスペンス。二人の男に課せられた脱出ゲームの行方は…。

人間関係や背後事情などが徐々に明らかになっていって、最初は「同情的」に観ていたが本性や人格を知った時にはこういう人間なら「罰せられるべき」だといつの間にか同調させられている。それでも痛みを伴うシーンが出ると「可哀想」だと感じたり、痛いだけではなく心情が大きく揺さぶられて…どちらにも救われて欲しいと応援もしたくなってくる。

最初の伏線を最後に回収して綺麗に終わるこの作品、鳥肌が立つ。