このレビューはネタバレを含みます
問題児や戦争孤児を受け入れる寄宿舎を舞台に、先生と生徒の心の交流を描く物語。
問題児が音楽と熱心な先生を通じて、更正していく物語って大好き。
しかも、マチュー先生の影響は生徒だけでなく周りの先生たちも味方につけるほど寄宿舎全体を変えていったのが素敵でした。
一番な好きなシーンは、一緒に歩くマチュー先生とモランジュのシーン、マチュー先生がモランジュの姿勢を正すところ。
そして、少し離れた場所で立っているモランジュにソロを指示するマチュー先生のシーン。モランジュの瞳の輝きが素敵。
生徒全員を好転させられたわけでなく、問題児は問題児なまま変わらなかった生徒も描いているのも好感。
歌を知らないぺピノがずっとちょこんと座ってるもかわいい。
ラストの紙ヒコーキも結末として素晴らしいくくりでした。
以前見た『ボーイソプラノ』と似てるなーと思ったのですが、関係あったりするのかな。