ムー

25時のムーのレビュー・感想・評価

25時(2002年製作の映画)
4.7
警察に収監されるまでの25時間を、過去話も交えながらじっくりと描いた作品
この手の映画は、父ちゃんが全力で泣かせにかかってくるからやっかいや
でも、変に感動に持ってくでもなく、かといって重っ苦しいわけでもなく、ただただ苦悩と後悔がまざまざと映し出される
その描き方が生々しくて引き付けられた

一見すると哀しい映画
やけど、見終わったあとにジワッと心が温かくなるような妙な感触
いい映画に出会えたときの感触です
色彩や、鳥の羽ばたき以外のすべての音を排除する演出がほんまに鳥肌もの

そして魅力的な俳優陣によって、さらに深い色味になっている
エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマンは言わずもがな、バリー・ペッパーとブライアン・コックスの演技も素晴らしい!
ムー

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