ムー

ラ・ヨローナ~泣く女~のムーのレビュー・感想・評価

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)
2.5
序盤から中盤の見せ方がとても良かった
傘ってのはなかなか斬新なチラ見せアイテムやなーと感心しつつも、いまいち盛り上がりに欠ける…

本作は悪魔憑きやなくて亡霊もの
やのにギミックが悪魔系やから、そのチグハグさがこの煮えきらなさの原因?
謎解き要素とか霊のルーツを探っていく描写もなく、唐突に紹介された神父の強烈キャラに全部持ってかれて、結局自分はどこに連れて行かれてるのか行方不明なまま終わっちゃったよ

この神父も強いのか弱いのか、用意周到なんか行き当たりばったりなんかよく分からんかった
除霊自体も流れやドラマがあるわけじゃなく、単発芸を繰り返してたまたま大当たり出して終了やから何のカタルシスもなく…
例えるなら、「バナナマンのコントライブ見に行ったはずやのに、日村がひたすら一発ギャグしかやらず、設楽がツッコミもせずそれにひたすら毒吐いてるのを見せられただけ」みたいな、コレジャナイ感にひたすらモヤモヤさせられるような
まあ神父のキャラはけっこう好きやけどね笑

ストーリーというかラ・ヨローナの設定はわりと良いのに、後半にかけての見せ方のせいか、ただ脅かしに来たかまってちゃんにしか見えなかったのがなんだかなぁ
ムー

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