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銀嶺セレナーデのSHのレビュー・感想・評価

銀嶺セレナーデ(1941年製作の映画)
3.2
グレン・ミラー×ニコラス・ブラザーズ

グレン・ミラー本人が出演し「ムーンライトセレナーデ」「インザムード」などしっかり演奏してくれる映画。

ニコラス・ブラザーズは今作ではグレン・ミラー楽団の演奏する「チャタヌーガ・チューチュー」にあわせてタップダンスを披露してくれる。一体いつの間に?という感じで現れて最高なパフォーマンスを見せてくれる。

主人公カレン演じるソニア・ヘニーはフィギュアスケートで金メダルを3回とったすごい女性。ラスト、そのスケーティングを披露してくれる。

正直言って、このラストシークエンスの時点で「なんか悔しくて(腹が立って)」あまり見る気になれなかったのは自分だけだろうか。

でも(一度観終わった後に)あらすじと切り離して、虚心坦懐にこのシーンだけを見れば、モノクロ映像による黒いリンクといい舞台設計が美しかった。現代のものに比べるとスピンとか技は洗練されていないように見えるけど印象的なシーンだった。
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