１９８９年～１９９０年に行われたポール・マッカートニーの大規模なワールドツアーを収めたライブドキュメンタリー。
ここ２０年ほどポール・マッカートニーはびっくりするくらい休まずライブ活動を行っているけれど、この当時、ポールはウイングス解散以降、ほぼ１０年間ツアーを行わなかった。そういう意味ではこのライブは「ポールが戻ってきた！」という記念ライブだと思うし、特に日本人のファンにとっては、７５年は中止、８０年も逮捕で中止だったので「ついに、ついに、ポールが来る（涙）！」という悲願のライブツアーだった。なので当時のファンは興奮したと思う。
それに多くのビートルズの曲を披露したのもこのライブから。
７０年代のライブではほんの数曲しかビートルズ時代の曲は演奏されなかった。「Hey Jude」とか「Buck In The U.S.S.R」とか多くのビートルズ曲はこのツアーで解禁されたはず。
正直、こういっちゃなんだけど、この時代のポールはちょっと「オヤジ」だし、ヘアスタイルや衣装も「ちょっとイマイチ...」と個人的に思うけど、いろいろ記念ライブだし、そんな意味もあって星４つ！
ちなみにザ・ロング・ワイディングロードで昔のニュース映像しかみせないのは最悪！。監督のセンスが....。
