すぽんてぃにあす

クルーレスのすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

クルーレス(1995年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ジェイン・オースティンの原作小説を現代風に翻訳・アレンジした作品。

32歳という若さで亡くなった、ブリタニー・マーフィが出演していたから観たはず。
女子のバイブル映画と名高い青春コメディ、ラブコメより青春コメディとジャンル分けされるのも納得の内容。
ビジュアルの美しさやファッション性は言わずもがな、友情の在り方や台詞についても評価されています。

ぱっと見、恵まれた女子高生のシェールがその環境に甘えすぎるわけでもなく、自身よりも他人の幸せを気にかけてあげる余裕がある物語という印象。
そういう経緯からのやっと自分の幸せについての内容にもなるが、友達を後押ししてあげたりする行動力とは裏腹に、シェールがそこまで完璧女子というわけではないのがポイントだと思えた。

美しく魅力的だが、考え事で周りが見えなくなってしまうことだってあるし、良かれと思ったこと全てが良い方向に傾くとも限らない。
それでも善意が誰かの幸せのためになると前向きに取り組む姿勢が個人的には好感が持てた。

車を運転するシーンは総じて女性軽視に見えて笑えなかったけど、そういう件以外は楽しかった。