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ヴェラクルスのundoのレビュー・感想・評価

ヴェラクルス(1954年製作の映画)
4.0
善悪を越えた果たし合いのアクション・ドラマ。

メキシコにおけるフランス干渉戦争の時代、南北戦争で南軍の将校を務めたベンは、敗戦後、ある目的のためにメキシコを訪れていた。馬を買い求めようと立ち寄った小屋にはジョーという男がいた…。

ワイルド仕様のバート・ランカスターが素晴らしい。終始不敵な笑みを浮かべて、何をしでかすかわからない不気味さがありながらも、認めた男に対しては「初めての友達だ」とほっこりするようなことを言うギャップがたまらない。

男も女も、皇帝軍も革命軍も、それぞれの思惑で行動しており、駆け引きやめまぐるしく変わる展開も魅力的。94分と長さもちょうどいい。クライマックスは絵だけでおなかいっぱい。おすすめ。
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