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夕陽のガンマンのundoのレビュー・感想・評価

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)
3.9
頼れるものは、信念のみ。

マカロニ・ウエスタンの名作。
2人の凄腕の賞金稼ぎが大悪党の首を狙う。

2人の賞金稼ぎには、クリント・イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフ。2人ともエラくカッコいいです。
賞金稼ぎという稼業自体が、善と悪の境目が曖昧な因果な商売。
彼らには、獲物を狩るための理由や信念があり、そこが単なる人殺しとの違いなのだが、それは外から見ていてもわからない。そんな危険な魅力が観ている方にも伝わってくる。

悪党にも悪党なりの美学というか、こだわりのようなものがあって、悪を貫き通す覚悟みたいなものが感じられて良かった。

そんな魅力的な3人の息詰まる攻防が、本作の最大の魅力だろう。この時代特有の乾いた空気感の中での銃撃戦も良いし、3人の駆け引きも良い。

個人的には『荒野の用心棒』よりもノレた。
他のも見たいな。
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