観る者の想像に委ねられた結末。
(若干、ネタバレスレスレかもです、すみません。)
テディは本当に精神の病を患っていたのか?
それとも、テディは元々は正常であったのに、島に暮らす全員からハメられ、結果として本当に精神を患ってしまったのか?
或いは、テディは本当は正常な精神を取り戻したにもかかわらず、闘う意思をそがれ、ある種の諦観とともに、精神を患ったフリをして"処置"を甘んじて受け入れることに決めたのか?
最後の最後まで、サスペンス、ミステリー性を最高に楽しめた作品でした。
あらゆる場面に数十個(約50個と言われていますね)の"ヒント"が散りばめられているので、私は4,5回観返しました。
それぞれのカット割り。
さすがスコセッシ監督ですね。
見事です。
観返す度に、感嘆しました。
脚本も素晴らしく良く出来ていますね。
一瞬たりとも飽きさせない、全く無駄の無い138分だと思います。
未見の方には、是非お勧めさせていただきたい1本です。
〜追記〜
このロボトミー手術というのが、医療の現場でほんの最近まで実在していたというのは、、、衝撃でした。
2015年の東京インターナショナル・フィルム・フェスティバルでグランプリを獲った「ニーゼ」という作品が、まさにそのロボトミー手術を扱った実話ベースの作品なので、もしご興味のある方は、そちらも是非。