有名な日本のアニメということで期待値高めで鑑賞。
夢と現実との境目が曖昧になる。
ついにはそれらが混在してしまう。
もうひたすらに狂っていてカオスっぷりがすごい作品。
今敏監督の独特な世界観がとにかく満載。
映像や音楽は美しく、また声優の林原めぐみさんの演技力も申し分ない。
ただ、肝心のストーリーの進行・展開がかなり不自然というか、理解できずついていけなかった。
夢の世界だからと言われてしまえばそれまでなのだが、あまりにも理屈抜きにしてなんでもありで描きすぎているので、もう少し説明が欲しかったというのが正直なところ。
夢の内容を自在に操ることができたら
他人と夢を共有することができたら
などといった夢への探究心は誰もが持っているはず。もし、それらが実現したならどうなるだろうか。
夢の世界ではなんだってできる。
善いことも、悪いことも。
想像力の向こう側には恐ろしい世界が存在するのかもしれない。
