うえ

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのうえのレビュー・感想・評価

3.9
散々な評価が目立つ中、自分の目でその是非を確かめるべく少し遅れて鑑賞。


よかった点
・ゲマの怖さ、強さ、不気味さ
・戦闘シーンがかっこいい
・フローラがかわいい
・ビアンカがかわいい
・バキ系呪文の乱用→たしかにⅤの主人公はそんな感じ
・子どもがアルス→リュカは昔Ⅶをやったんだろうなぁ
・ビアンカがかわいすぎる
・堀井雄二の創る世界観を守るというコンセプト
・最後のセリフ
・ビアンカが死ぬほどかわいい

笑ったところ
・大人ヘンリーが髪を緑に染めた某ジブリ映画のハクにしか見えない
・ギガンテスがルーラを使う
・瞬殺されるジャミとゴンズ
・ルドマンのアンバランスな体型
・スラリん急におっさん声
・なぜかロトの剣

惜しかった点
・寒いギャグが多い
・イオ系、補助系の呪文がなかった
・タバサがいなかった
・ピエールぐらい居てほしかった
・ブオーンが小さすぎる
・「大人になれ」
・あと20分尺を延ばして少年時代を描いてほしかった(スキップの設定とか言わずに)


結論から言うと、映画館に足を運んでよかった。同行した友人も同じ感想。
ただ、Ⅴ未プレイの人は面白さ半減、ドラクエ知識無の人にはつまらないと思われても仕方ないのかもしれない。
ドラクエファンだからこそ絶賛する人も、ドラクエファンだからこそ酷評する人もいる作品になっていることが何となく理解できた気がするが、個人的には圧倒的前者、もう一度観に行きたいレベル。後者の人たちも途中までは素直に楽しめたんじゃないかなぁと思う。

食べることも寝ることも忘れ、夢中でドラクエの世界を冒険していた頃が僕にもあった。あの頃の懐かしい感覚に浸ることができるという点だけでも、この映画を観る価値は十分にあると思う。
ドラクエの主人公が喋らないのはプレイヤー自身だから。
プレイヤー一人ひとりのユアストーリー。
「人生で大事なことはすべてドラクエが教えてくれた」とまでは言わないが、あの頃の時間や高揚は嘘でも虚無でもない。
それは今も僕らの中に生き続けて、自分のどこか一部を形作っているのだろうと思うと感慨深いものがある。
これからも人生という名の冒険は続いて行く。
楽しむことを忘れずにレベルアップのファンファーレを鳴らしていきたい。
うえ

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