こまち

パプリカのこまちのネタバレレビュー・内容・結末

パプリカ(2006年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

夜に一人で観始めたけれど、すぐに後悔した。怖くて。
開始10分くらいで部屋の電気をつけ、15分で停止ボタンを押した。

明るい昼間に再挑戦。
夢の描写、すごい。
なんともいえない不気味さ。
どこからどこまでが夢なのか時々わからなくなる。

高校生くらいのときにも観た記憶があるけれど、そのときは「不気味でよくわからない映画」だと思っていた。
今観た感想も「不気味でよくわからない映画」だけれど、前回よりはわかるようになったと思う。
高校生のときは、登場人物たちの相関関係の捻じれ具合を理解できていなかった。小山内さんの立ち位置とか。
嫉妬や憧れや失望や理想といった感情のままならなさ。
それらは表裏一体だ。
「いくつもの顔がある。それが人間だ」

小山内さんが半分理事長に乗っ取られながらいう「彼女を愛しているのに……」が良かった。

高校生のときに理解できなかったものとしてもう一つ、敦子→時田への恋心が全っっ然理解できなかった。
だって!だって!!笑
「そんなバカな・・・」と、全くオチを信じずにいた。
でも今ならわかる。いや、共感的な「わかる」ではないんだけど。
こまち

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