甘口パンダ

ハンニバルの甘口パンダのレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
3.5
このDVDパッケージのレクター博士、
すごく興味深いです。
こっちを見ているのか見ていないのか。
笑っているようだけど、
口元隠したり目元隠してみたら、
パーツは笑ってない。
パッケージを回転させると、
徐々に笑みが深まって、
そして突然怒りの表情に変わる。
でも正面から見ると
やっぱりうっすらと笑ってる。



前作から10年経って、映画の画質とか
FBIの様子とか内臓の新鮮さとかが、
全部、進歩?進化?してて、
技術の向上って凄いなぁと思いました。

映画としての評価は
1作目の方が高いらしいけど、
こっちはこっちで分かりやすくて好きです。
前のような緊張感はなくなって、
薄くて軽くてわかりやすくてグロくなった。

でもって、
クラリスがジュリアン•ムーアになって、
だいぶクラリスの人物像が
変化しちゃったかなぁと。
まぁ、そのせいでむしろ
「前とは別もの」って思えたから、
ちょっと、映画としては、
タイプの違うものになった気もしたけど
受け入れられました。



とはいえ、
レクター博士がスクリーンに
映りまくっている。
もうそれだけでゾクゾクします。
何なら、ちょっと嬉しかったし。

アンソニー•ホプキンスは、
“当たり役”って言われて嬉しいかな?笑
でも本当に“当たり役”だわ。
今にも何かしそうな怖さ?
画面越しの佇まいだけで怖いってどんだけ。。

『羊たちの沈黙』に比べ、
レクター博士の人物像がより見えてました。
最後の晩餐シーンまでは、
この人が猟奇的なキャラだってことを
すっかり忘れて見てました。
ダークヒーロー的な捉え方で。

そうしたら、それを覆すかのように
最後にミソが出てきたもんだから
「ギャ〜〜❗️すいません‼️」
ってなったけど。



Is this Claris ?
Wow, hello Claris.

↑この台詞のとき、博士が
本当に嬉しそうだった。。
それが印象的。
ラブが挟まってくるとは。。


次も早く見るべし。
甘口パンダ

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