あらがえない大きな世界のうねり
ひとりひとりはとてもちっぽけであること
使命 友情 厳しい現実
ファンタジーなんだけれど、気分としては戦争の映画をみたような感じです。野望を叶えようとするにも、平和を願うにも、戦うしかない。双方に多大な犠牲をはらって、なお総力戦で戦いつづける。どちらかが死に絶えるまで。
心に深く残る物語の中にいるような気がします
この暗闇もいつかは消え去っていくでしょう
新しい日がきます
そして太陽がより明るく輝く
そういうのが心に残る意味の深い物語です
↑こういうサムのナレーションのような台詞を挟む、当時の制作者の気持ちが聞いてみたいなぁ。ちょうど同時多発テロに対する報復の機運が高まっているころの公開だったろうから、そういうことも重ねてみてしまう。
原作小説は古典といえるものだし、この映画も20年前の作品。でも、ウクライナのことがあって今まで以上に世界の平和について身近に考えるようになった今だから、今見ることが、余計に沁みる映画だったなと思いました。