ハンニバル・レクター。
このシリーズの主人公。
前作はクラリスが主人公だった。
しかし、それ以上にハンニバル。
彼の存在そのものが魅力的です。
シリーズ2作目で主人公に。
彼の為の映画だと言えます。
そんなハンニバルを演じた名優。
アンソニー・ホプキンスは偉大。
ハンニバル・レクター=アンソニー・ホプキンス。
アカデミー主演男優賞を受賞し、
ハマリ役としてシリーズ化する。
本作のレクター博士は優雅で紳士的。
その一方で恐ろしい殺人鬼でもある。
彼の行動はすべて説得力をもたらす。
彼の言葉はすべて魅了する力がある。
レクター博士こそ絶対的な存在です。
クラリスを演じたジュリアン・ムーア。
1作目はジョディ・フォスターだった。
同じ役をやらないから降板しています。
ジュリアン・ムーアは違和感ないです。
彼女が1作目でクラリス役と錯覚する。
それほどにジュリアン・ムーアは適役。
インパクトは本作で一番。
メイスン・ヴァージャー。
ゲイリー・オールドマン。
特殊メイクながら不気味。
さすがと言える演技です。
そして、本作最大の見せ場を演出する男。
危ない雰囲気を出しますレイ・リオッタ。
彼がクライマックスで見せた強烈なる姿。
あれはトラウマになってもおかしくない。
ハンニバル・レクターを演じた、
アンソニー・ホプキンスの演技。
それだけでも充分に楽しめます。
最後までレクター博士は孤高な男。
誰にも支配されない魅力的な紳士。
知的で優雅なる連続殺人鬼の言動。
その一つ一つを楽しむ作品である。
TV-25