あきしげ

ハンニバルのあきしげのレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
3.0
ハンニバル・レクター。
このシリーズの主人公。

前作はクラリスが主人公だった。
しかし、それ以上にハンニバル。
彼の存在そのものが魅力的です。

シリーズ2作目で主人公に。
彼の為の映画だと言えます。

そんなハンニバルを演じた名優。
アンソニー・ホプキンスは偉大。

ハンニバル・レクター=アンソニー・ホプキンス。

アカデミー主演男優賞を受賞し、
ハマリ役としてシリーズ化する。

本作のレクター博士は優雅で紳士的。
その一方で恐ろしい殺人鬼でもある。
彼の行動はすべて説得力をもたらす。
彼の言葉はすべて魅了する力がある。
レクター博士こそ絶対的な存在です。

クラリスを演じたジュリアン・ムーア。
1作目はジョディ・フォスターだった。
同じ役をやらないから降板しています。
ジュリアン・ムーアは違和感ないです。
彼女が1作目でクラリス役と錯覚する。
それほどにジュリアン・ムーアは適役。

インパクトは本作で一番。
メイスン・ヴァージャー。
ゲイリー・オールドマン。
特殊メイクながら不気味。
さすがと言える演技です。

そして、本作最大の見せ場を演出する男。
危ない雰囲気を出しますレイ・リオッタ。
彼がクライマックスで見せた強烈なる姿。
あれはトラウマになってもおかしくない。

ハンニバル・レクターを演じた、
アンソニー・ホプキンスの演技。
それだけでも充分に楽しめます。

最後までレクター博士は孤高な男。
誰にも支配されない魅力的な紳士。
知的で優雅なる連続殺人鬼の言動。
その一つ一つを楽しむ作品である。

TV-25
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