ナツミオ

ハンニバルのナツミオのレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
3.8
WOWOW録画鑑賞
名作『羊たちの沈黙』(1990)の続編。

公開時、劇場鑑賞。
久しぶり2回目の鑑賞。未レビューのため再投稿。過去レビューにイイね!頂いた皆様ありがとうございます。
終盤の食事シーンは鮮烈に覚えていた、ある意味トラウマ作品。

猟奇的なシーンが多く、日本公開時はR-15指定されていたのでご注意‼️

究極の殺人鬼レクター博士とFBI捜査官クラリスの運命的再会を描いたサイコスリラー。

原題 『Hannibal』

2001年米・英・伊作品
監督 リドリー・スコット
脚本 スティーヴン・ザイリアン
デヴィッド・マメット
原作 トマス・ハリス 『ハンニバル』
音楽 ハンス・ジマー
撮影 ジョン・マシソン
出演 アンソニー・ホプキンス ジュリアン・ムーア レイ・リオッタ ジャンカルロ・ジャンニーニ ゲイリー・オールドマン フランチェスカ・ネリ フランキー・フェイソン ヘイゼル・グッドマン

(WOWOW番組内容より)
FBI捜査官クラリス(ムーア)が連続殺人鬼"バッファロー・ビル“を射殺してから10年後。
かつてクラリスに事件解決のヒントを与えたレクター博士(ホプキンス)はイタリア・フィレンツェで別人に成り済まし、優雅な逃亡生活を送っていた。彼の正体に疑問を抱いた地元の刑事パッツィ(ジャンニーニ)は、レクターに重傷を負わされて彼に復讐しようしていた大富豪メイスン・ヴァージャー(オールドマン)と組むが、レクターの返討ちに遭う。メイスンはレクターを米国におびき寄せようとするが……。

圧倒的な悪役として、AFIアメリカ映画・ヒーローと悪役ベスト100の第1位にも選ばれた"ハンニバル・レクター博士”は、前作に続きアンソニー・ホプキンスが演じており、クラリスとの運命的な再会を果たしている。

公開時、クラリス役がジョディ・フォスターで無かったのにガッカリした記憶。
今回、改めて観て、ジュリアン・ムーア演じるクラリスも違和感なくベテランFBI捜査官として活躍する彼女の演技は楽しめた。

終盤の晩餐会でのイブニング・ドレス姿はセクシーで見惚れる。
このシーンは、ジョディとはまた違うスレンダーなジュリアンの姿が良かった。

脇役には曲者が揃い、過去にレクターの被害者となり顔を失った大富豪メイスン役にゲイリー・オールドマン。
所有する当時のパンフレットには、ゲイリーの名は伏せられていた。過去の回想シーンで少し登場するが、ボヤけた映像でわかりにくく現在の場面では特殊メイクで全く判らない。左目のみの演技。
このメイクは準備に5時間、落とすのに1.5時間かかったとオールドマンが語っている。
このメイスンが懸賞金をかけレクターの情報を収集することから、イタリア・フィレンツェで別人として暮らすレクターに包囲の手が……

フィレンツェ警察のレナルド・パッツィ主任捜査官役に、ジャンカルロ・ジャンニーニ。近年ダニクレ版007のマティス役が印象深い。
レクターがパッツィへヴェッキオ宮での報復シーンは、なかなかのグロ描写!

司法省の官僚でクラリスを敵視するポール・クレンドラーにレイ・リオッタ。憎たらしい役柄だが、終盤の晩餐会のシーンは、トラウマ級の衝撃‼️

名作の前作と比較されるのは、仕方ないが、
本作はレクターとクラリスの運命的な再会、敵対する者には容赦ないレクターの反撃‼️
よりグロさの増した描写、個性的な脇役たち、と見所満載で楽しめた作品でした‼️
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