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ハリー・ポッターと謎のプリンスのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

3.0
Harry Potter And The Half-Blood Prince:デイビッド・イェーツ監督、スティーヴ・クローヴス脚本、J・K・ローリング原作、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン出演、スチュアート・クレイグ美術、ニコラス・フーパー音楽、ブリュノ・デルボネル撮影、2008年イギリス、アメリカ作品。シリーズ第6章。

久しぶりの再鑑賞。原作がもともと暗くて地味で繋ぎのような章だが、画面も終始暗い。観直すと意図的に画面を暗くしている事も良く分かる。ラストのようにバルコニー越しに薄明るい空をバックに逆光でシルエットで映すのが唯一の明るいショットと言えそう。内容もダンブルドアのまさか?!のシーンは盛り上がるが、楽しい盛り上がりはない。脚本がスティーヴ・クローヴスに戻ったので展開は普通だろうか。

この作品ではハリーが特別である事が強調され、特別と普通の差別化し過ぎているが、演出と言えども個人的には苦手だろうか。せっかく前作で感じた団結が惜しい気がしてならない。

序盤の橋が崩壊するシーンはかなりの観応えがあり良かった。基本的に炎の映像はどれも薄っぺらく観えるのが残念。ダンブルドア校長の誘いにより、新たにホグワーツ魔法魔術学校にやってきたスラグホーン先生は最初から怪しい空気を放っているが・・・・。ドラコの危うい演技は意外といいかも知れない。謎のプリンスはまさかのお前かよ?!(笑)けっこうな眠たさ(苦笑)

続編も観たいと思う。
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