ボビーチャールトンに完全感情移入で涙。サッカー好きなら知ってるであろう、あのミュンヘンの悲劇の映画化。
英プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドがチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)からの帰路での悲劇。
ユナイテッドのホームスタジアムの時計は今も事故のあった時間で止まっており、毎年、この悲劇の日には黙祷や献花などもおこなわれているのも有名な話。
この映画、サッカーが好きでもそうでなくても、見ごたえがあるように、ドラマとしてもすばらしいのが好感。事故だけを描いてるわけじゃないんだよね。
ボビーチャールトンがトップチームデビューを果たすところから、ボビーの成長成功を描くとともに、悲劇の日に少しずつ近づいていく、この展開が、ほんとうに胸が苦しい。
いまなお議論されるプレミアリーグの過密日程。強豪チームなら国外遠征も加わるためかなりハード。
しかも、この悲劇が起きたころは飛行機事情もいまよりも良くない。あと1日日程に余裕があったらはたして避けられたことなのかはわからないけど強行日程も影響してるんだろうな。
ボビーの精神状態を想像したらもうね、涙せずにはいられない。
彼やチームが復活するまでの経緯にも涙。
活字や試合前のセレモニーなどでこの悲劇はしっていたけれど、こうやって映像で観ると込み上げるものがある…感情移入もハンパ無い。
私はチェルシーファンだけど、ユナイテッドの不屈の精神に感動。ボビーチャールトンに感動。
サッカー観る人はもちろん、そうじゃない人にもオススメ。