Adele

007/リビング・デイライツのAdeleのレビュー・感想・評価

007/リビング・デイライツ(1987年製作の映画)
1.5
007 15作目

ジェームズ・ボンドは4代目ティモシー・ダルトン
ダルトンのボンド作品を鑑賞するのは初です

うん、ストーリーと展開はなかなかよい
スピーディーだし、アクションも結構あるし、お決まりの空中戦もあるし、カーチェイスもある
ボンドが一気に若返ったせいなのか動きもいいし躍動感があってかなりよい

今回はボンドカーの活躍が観ていて楽しかったし
何よりもボンドカーを発明したQの功績がすごいと思った

そして、チェロのケースをソリ代わりに乗っちゃうボンドってどうよ…ビックリを越して唖然としてしまった…

今回残念なのはボンドガールかな?
確かにかわいいし、チェロの才能はあるんだろうけど、少し放っておいただけで
『わたしを置いてどこへ行ってたの?』とか
『1人にしないで』とか
すぐ男に頼る女は嫌…
まぁ、男性陣はそんな女性が好きなのかもしれないけど
確かにボンドみたいな男性がまわりにいたら、心強いし頼りにする気持ちはわかる
でも、全部男頼りで構ってちゃんで、ボンドがいなくなるとすぐ寂しがって拗ねるようなボンドガールってどうよ?
1作目からずっと観てきましたが、ここまで女々しくて弱々しいボンドガールって初かも?
単にわたしに合わなかっただけなのかもしれないけど、観ていてかなり不快でした

今作からボンド役のティモシー・ダルトンもダイアナ妃曰く、『1番原作に近いボンド』らしいです
確かに、原作でのボンドは30代後半だったし、そう言われるとそうかもしれません

歴代の各ジェームズ・ボンドにそれぞれのよさがあると思いますが、ダルトンのボンドは歴代者になかった影があり、どことなくミステリアスな感じがあってよかった
正直、フェロモンもセクシーさもこれっぽちも感じなかったんだけど、その代わり、影があり、ミステリアスで少し危険な香り
女性はそんな男性が好きだって言うし
でも、影があり、ミステリアスなのに、探せばその辺にいそうな雰囲気
悪く言えば普通の男性的な雰囲気も垣間見れたというか
なんたって、タキシード着て遊園地デートして、はしゃいでるし…あのシーンのボンドはデートしてる普通のお兄さんにしか見えなかった…

しかしながら、全く期待していなかった今作、ストーリーはなかなか見応えがあり、面白かったです
Adele

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