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ジャン・ルノワールの小間使の日記のkazunのレビュー・感想・評価

3.7
新たな奉公先に来た小間使いの女が、屋敷の人々や隣人などに振り回されながらも幸せをつかもうとするお話。

ランレール家のマダムがジュディス・アンダーソン。こないだ観た「情炎の女サロメ」のお妃様や「レベッカ」のあの女中の人。ちょっと違うかも知れないけど、一時期の野際陽子みたいな雰囲気。
プライドが高くて、ふんわりした夫のシャルルやひ弱な息子ジョルジュを仕切りまくります。

着飾らせてジョルジュのお世話をさせるのがどういうつもりなのかよくわかりませんでした。結婚させるつもりはないでしょうに、自分のそばにおきたいための
策なのでしょうか。

後半になると一気にサスペンスモードになり、面白くなります。
執事の狂気に巻き込まれて楽しいはずの革命記念の祭がとんでもないことに…!
カメラワークもいいですね。

とても面白かったです。
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