Dumbo

の・ようなもののDumboのレビュー・感想・評価

の・ようなもの(1981年製作の映画)
3.8
古き良き昭和の青春コメディ…の・ようなもの⁈


若い秋吉久美子はとってもきれいでした。
主人公の落語家の卵、志ん魚(しんとと)役の伊藤克信も、当たり前だけど若い!
なんかセリフが棒読みなのは、わざとなのかどうなの?


森田監督の作品、あまり観てないんですけど、不器用でダメな人たちを温かく描いた監督ですよね。

この主人公の志ん魚さんも
落語の修行に勤しんではいるもののいまいちで…
風俗嬢と言われるがままに付き合ってると思ったら、平気で女子高生とも付き合う、
男性として客観的に見たら、
普通に気持ち悪い笑(ゴメンナサイ💦)


今の若者はあまり友達同士でも性的な話をしないんじゃないかと思いますが、
この時代は、若い男性がしゃべることといったらその話ばっかりだったのかな⁇笑
正直というか、オープンというか…
今見るとちょっと違和感ありますが💦

昭和育ちですが、男兄弟もいなかったので、そういう事を全く知らずにきました。
大人になっても性風俗の知識(?)がなく、
トルコ風呂(ソープランド?)がどんな所かも、だいぶ大人になってから知った次第…笑

昔は職場でもおじさん達はそんな話ばっかりしてたな…(ばっかりではなかった⁇ゴメンナサイ💦)
「昨日(そういう所に)行った」とか…
わざと聞こえるように…
今だったらセクハラですね😓


風俗嬢の秋吉久美子が
「雄琴に行くことになったの」って言うんですが、
いきなり地元の地名が出てきてびっくりしました笑
雄琴温泉って、昔は有名な風俗街でした。
何年か前に関東の知り合いから
「家族で雄琴温泉に泊まった」と聞いてギョッとしたけど、
今は昔と違って家族で泊まれる旅館街になってるようですね。
ずっと滋賀育ちの私の中では“雄琴”といえば、
「よく分からないけど怖い場所」のイメージでした笑
「環境もいいし」っていうセリフもあったけど、たしかに環境はすごく良い所ですよ、琵琶湖のすぐそばだから。

脱線しました…

志ん魚さんが、終電がなくなって
フルマラソンと同じ42.195㎞を歩いて帰るシーンが良かったです。
「しんとと、しんとと…」
と呟きながら。

頑張って歩いて、もうゴール!って時に
付き合ってる女子高生にかけられたひと言が!!
愛情をこめての叱咤激励か⁈


痛い青春と、その時代のリアルな若者たちの姿。
今とは違う、のんびりした感じ。
修行といっても、師弟関係もなんかユルイ感じ。
そんなふうに、それからもその人生は続いていくんだろうな…っていう、
そんな、普通の人々を描いた映画でした。

ちょこちょこ挟まれるギャグ(?)
「たぶんここ笑うとこ⁇」っていうのがあったのですが、私はあんまりよく分からず、笑えませんでした…😓



たぶん私はこの映画の良さをよくわかっていないと思います…(ゴメンナサイ💦)

森田監督ファンのハルさん(ハル奮闘篇さん)のレビューを読んで勉強します😅



以前、#ひとりハルプロ をしたら、
「#ふたりハルプロ をしましょう」と誘っていただきました。

邦画をあまり観ないので、良い機会を作っていただきました!
ハルさん、ありがとうございました!
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