ガブXスカイウォーカー

チーム★アメリカ/ワールドポリスのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.9
本作は風刺から下ネタまであらゆる笑いを破壊的ギャグに変換してブチかましてくれるコメディ人形劇。
数分に一回飛び交うやばいネタや描写は爆笑間違いなしだ。
とくにクライマックスで主人公が世界各国の首脳陣の前で唱える演説は圧巻。
「僕らはチンポだ! 乱暴で単細胞でバカなチンポです。
 そして方々の皆さんはオマンコです。
 そして金正日はケツの穴だ!
 オマンコはチンポが嫌いだ。なぜならチンポにファックされるから。でもチンポはケツの穴もファックするのです。
 ケツ穴野郎はなんにでもウンコしようとします。オマンコはなんとかケツ穴に対抗しようとしますが、結局ケツの穴に突っ込めるのはタマをぶら下げたチンポです。
 チンポの欠点はなんにでも首を突っ込み過ぎること。突っ込む場所を考えないこと。
 被害を被るのはオマンコです。でもオマンコが糞をため込むとケツの穴と区別がつかなくなる。もともとオマンコとケツの穴はご近所ですから。
 広い世界のことはあまりよく知りませんが、これだけは確かだ。我々がこのケツの穴野郎を殺っちまわないと、チンポもオマンコも何もかも糞まみれになる!」
この長セリフに本作のテーマが集約されているのだ!(笑)

本作は製作当時(2004年)の世界情勢をパロって北朝鮮の指導者、金正日をマヌケな悪役として描いているが、いまだに現実世界では継承者の三男、金正恩が脅威となっている。ひょっとして北朝鮮いや金ファミリーが世界各国を挑発し続けているのは本作でバカにされまくったことが原因なのかも?