怨念大納言

下妻物語の怨念大納言のレビュー・感想・評価

下妻物語(2004年製作の映画)
4.0
この映画好きです!

ヤンキー過ぎるヤンキーの土屋アンナと、ロリータ過ぎるロリータの深田恭子。
あんな奴らいるか!(笑)

各々の道を爆進するが故に、本来孤独であったろう二人。
道は違えど、一心不乱ゴーイングマイウェイな二人にはやはり通じる物があったんでしょう。
奴らの友情には不覚にも感動致しました。
二人ともよかったね!

この映画、特に嫌な奴が出て来ないんですよ。
桃子のダメ親父&ダメ母親は、そりゃあもうダメなんですけど、憎めない。
変な商才があったり、本当にコンテスト出てしまっていたり。
ファッションデザイナーも嫌な奴かと思いきや、職人らしい偏屈な変態性を持ちながらも人情家であったり。

可愛いキャラクター達と都合の良いストーリーで不快感なくサクサク見られるけど、ラストは意外と凝っている。
趣味を仕事にするべきかどうか。
映画監督なんかは、特にそうした葛藤はあるんだろう。

私の好きな映画の内で、とりあえず万人受けしそうな貴重な映画。
怨念大納言

怨念大納言