めちゃくちゃ面白かった。
「技術」「知識」「身の程」あたりを知る前の、プリミティブな表現の喜びが溢れててよかった。
主役三人組にせよ、古美術にせよ、アヤちゃんにせよ、それぞれが清々しくて気持ちいい。
ウジウジとしたしがらみや確執とは無縁で、衝動に対して実直なイメージ。
70年代ロックの子ネタもいくつかあって、初めて古武道の曲を聞いた古美術のイメージが、「EL&Pの例のアルマジロウが砲撃してる横で、ピンク・フロイドの例の牛が振り返り、上空ではレッド・ツェッペリンの例の飛行船が墜落してる」というプログレオールスターだったりする。
(そのご、オフィーリアとして流される)
音圧で身体が芯から震える有り様なんかも、見事に表現されていました。