スクリーン2番

殺し屋1のスクリーン2番のレビュー・感想・評価

殺し屋1(2001年製作の映画)
4.0
この映画に出てくる垣原のビジュアルに惚れている。全身金髪で顔中傷だらけの派手な服を着たマゾヒストのヤクザというかなり盛りまくりな設定。
原作漫画では黒髪で暗色系のスーツを身に纏っているが、実写映画版では大胆にも容姿が改変されている。
かなり危ない魅力を孕んだ登場人物で、垣原リスペクトで口を裂いても良いなと半分ガチで思っている。
そして主人公は殺し屋の1。泣きながら殺人シューズを振り下ろしターゲットを切り刻むサディストというこれまた変わったキャラクター。
マゾのヤクザとサドの殺し屋が運命の出会いを果たし、行くところまで行くという愛を超えたヒューマンドラマという見方もできなくはない。

何年か前にsupremeが殺し屋1とコラボしたスウェットを販売していた。欲しいがsupremeば再販を行わないブランドなのでメルカリとかで人のお下がりを買うしか入手方法が無い…悔しい。

殺し屋1にはOVAのアニメがある。そこでは垣原との死闘から物語が始まり、何故1が殺し屋稼業を始めるに至ったかが遡って描かれていて、映画の後に観てもスムーズに内容を理解できる作りになっているのでオススメ。

SMというのは常人が共感できる範疇にない異次元めいた趣味なのだと思う。