スクリーン2番

富江 アナザフェイスのスクリーン2番のレビュー・感想・評価

富江 アナザフェイス(1999年製作の映画)
1.7
テレビ用に制作された3本の話を1本の映画にまとめた本作。クオリティは自主制作レベルで低い。
途中出てくるパブのロケ地が何処かで見た様な気がして堪らない。YouTubeの何かの曲のMV撮影に使われていた様な。その時にコメントで本作について言及した記憶もあるが、何故かそこら辺の記憶が酷く曖昧。富江が俺の頭に何かしたんだ!きっとそうだ!
ラストの展開はもう滅茶苦茶と云うか、でもまぁ原作の富江も滅茶苦茶しよるし、それで良いのかもなと思えたり。

テレビで放送する用だからなのか恐怖描写も残酷描写も控えめ。予算もそんなに降りなかったのだろう。だから学芸会の出し物みたいな出来に仕上がっている。微笑ましいっちゃ微笑ましいので嫌いではない。

富江というキャラクターは上手いこと映画で使えれば、貞子や伽椰子レベルのJホラーのアイコン的なポジションに収まれた筈なのだが、どの映画も富江を上手い事使えていないと云うかなんと云うか…。まぁ扱いの難しい女である事は間違いない。原作でも現実でも。