シュークリムオ

ゾンビ処刑人のシュークリムオのレビュー・感想・評価

ゾンビ処刑人(2009年製作の映画)
3.6
戦場で死んだ主人公がなんでか蘇る。人間の血を飲まないと体が腐ってしまうので、犯罪者を殺して血を飲みまくる毎日を過ごす。親友の相棒も同じ状態になって二人で犯罪者狩りをして血を飲む。ゾンビ化してヒーローごっこのような、そんな設定がおもしろい。ダメ人間ばかりでスタイリッシュさも何もないが、主役二人の会話やユルい展開がハマってしまった。なぜか挿入されたダーティ・ハリーのパロディーや、恋人が自らを切って血を吸ってもらうシーンなどなんともナンセンス。原題は「レヴェナント」でディカプリオの名作と同じだ! 復活したもの、帰ってきたものといった意味が、この作品では単に死んで生き返ったことを意味するのではなく、実はなかなか深い意味もあって関心してしまった。この手のジャンルが苦手でなければ一見の価値あり!