お話は実にシンプル。メキシコからアメリカへ密入国するために国境を越えようとしていた難民たちが、俺の国だぞと容赦なく銃で撃ち狙ってくるジェフリー・ディーン・モーガン＆犬から生き残れるかというお話。このシンプルさが故に最後どうなるか気になってしまい見入っていた。自分はジェフリー・ディーン・モーガンの大ファンなので、出ずっぱりで眼福というか見ていて楽しいし（それをさせる彼の実力だよね）、なんか執拗に追いかける執念に魅力を感じてしまった。なんでそこまでするの？にたぶん理由は「趣味だから」くらいにしかなくて、でもそれが逆に怖いというか…。後半は主演＆スターのガエル・ガルシア・ベルナルとの一騎打ちになるんだけど、どこまでもシンプルで逆に潔くて好印象。低予算というか、ワンシチュエーションでここまで見せる作り方があるんだなと感動した。とはいえ、シンプルなので映画代金2,000円近く払って見るかというと厳しいのは正直なところで、テレビでゆったり見るのが合っている映画でした。
