シガーandシュガー

事件記者 姿なき狙撃者のシガーandシュガーのネタバレレビュー・内容・結末

事件記者 姿なき狙撃者(1959年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

悪気の薄い、若い泥棒カップルが入り込んだ家がヤクザの情婦のマンションだった。そこで泥棒男は拳銃を入手し、相棒の女の子が逮捕されたのを救おうと桜田門を脅迫する。「女を釈放しなければ警官を一人ずつ撃つ」。
東京日報にも同じ犯行声明が届くが、新人記者の菅以外は狂言だと一蹴。
しかし実際に交番勤務の警官が一人、狙撃されて怪我を追う。
菅の勘を信じなかったことを悔いながら、記者クラブも狙撃犯の泥棒男を追う。
実はその拳銃は他の事件に使用されたもので、持ち主だったヤクザも泥棒男を追うことに。菅がまた突っ走っていき、それをバックアップする先輩の面々が頼もしい。

前回でちょっと顔を出した地獄耳のタケさんが記者クラブの所属になり、早速スクープをとる。それは勇み足の記事ではあったけれども狙撃犯ともう一つの重大事件を解決する鍵となるのが「事件記者」らしい工夫だなと思った。高原駿雄(タケさん)は時代劇でよく見てたのでちょっと新鮮。

事件そのものより桜田記者クラブの面々のやりとりや活躍が楽しく鑑賞できてシリーズ物の安定感が感じられる。
ガンちゃんを怒る浦瀬キャップの「ばっかやろう!」がお決まりパターンになってきた。一話に一回は出てくる感じかな?