このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
リリーさんが魅力的でした。
哀愁がありました。
①良かったところ
・リリーさん
基本的に明るく振る舞っているリリーさんですが、影もありました。
登場した時の涙から印象的でした。
歌っても聴いてもらえない場面も悲しかったです。
そして、終盤の展開が特に苦しかったです。
お母さんとの件に始まり、酔って寅さんに会いに来る姿に「もう限界なんだなあ……」と思いました。
最後はお寿司さんに落ち着いていましたが、ここでのBGMが悲しいものでした。
何とも言えない気持ちになりました。
・リリーさんを見守る寅さん
優しい寅さんが素敵でした。
酔ったリリーさんが寅さんを訪ねてくるシーンが印象に残りました。
普段は酔って迷惑をかけることもある寅さんが穏やかにリリーさんと話すところが良かったです。
それでいて、とりあえず場をまとめようとする若干の拒絶も感じました。
②気になったところ
牧場の件でモヤモヤしました。
しっかり働くわけではない寅さんを優しく受け入れ続ける牧場の方々は、都合が良すぎると思いました。
最後も寅さんは牧場を訪れていましたが、「大丈夫かな……」と心配になりました。
③まとめ
気になったところもありますが、好きな作品です。
リリーさんが沁みました。
観て良かったです🙇