ゴン吉

男はつらいよ 寅次郎夢枕のゴン吉のレビュー・感想・評価

男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)
4.0
渡世人の生き様を描いたヒューマンドラマ「男はつらいよ」シリーズの第10作目。

原作・脚本・監督は山田洋次、主演は渥美清。
本作品のマドンナは八千草薫が演じる寅さんの幼馴染の志村千代で、未亡人。
本作品の寅さんの旅先は山梨と長野の奈良井宿。

オープニングは波止場のバーで妹を助ける「マカオの虎」の夢で始まる。
旅先でテキ屋仲間が身寄りもなく寂しく他界したことを聞いた寅さんは、とらやへ帰ってくる。
寅さんの部屋は、御前様の親戚の東大の助教授が間借していた。
寅さんの縁談を探すも柴又では相手にされず笑い者となり、寅さんは旅に出ようとするが、そのとき偶然にも幼なじみの志村千代(八千草薫)と再会。
大学助教授は千代に一目惚れするのだが…… 

寅さんは柴又ではダメな人間の代名詞で、縁談話をもちかけても誰も相手にされない。
本作の恋の主役は大学助教授と千代さん。
二人の仲は意外な展開と結末が待っていた。
寅さん、それはないよ.....
寅さんはみんなを前に恋の口上を語る。
「私の為に死んでくれるって言われたら ありがとうと言ってすぐにでも死ねる それが恋ってもんじゃないだろうか」  

2021.12 BSテレ東で4Kデジタル修復版を鑑賞
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