何度か「そういえば観てねぇな…」と思いつつ その都度失念して、結局Netflixでレイチェル・マクアダムス検索したら出て来たヤーツ。
「今度は行きますよ。いや、マジで。」と再生したワケでw
感想を一言で言うなら「イヤ、面白いですやん!」って感じ。
オチでわりと評価が割れてる印象だが、個人的には最後にまた一撃ひねる感じ、嫌いじゃない。
まぁ確かにこの一撃のせいで、ラストが説明的だったり、幾分駆け足な様にも思える。
あと、ヤバいあのキャラの扱いも含めてかなりドデカい組織側の悪事に関しては結構アッサリ味な結末とか。
ただシンプルな善悪の対決だと、ソレこそアリがちな作品に収まってしまう気もするし。
もう一声イケた感も無くはない。
無くはない…けど!
カル(ラッセル・クロウ)が家に訪れたアナ(ロビン・ライト)に言った 本人にとっては本音100%なセリフが結局まるで報われない展開なのに、ひたすらバッドエンドではないラストカットからのエンドロール。
アレ、かなり好きでしたよ。
このテの作品は多数の傑作があるので色々と比較されると肩を並べる程じゃないのかもしれないが、オリジナルストーリー(史実じゃない)な上に、ドラマリメイクで元ネタとどれぐらい違うのか一切知らないワシでも問題なく2時間盛り上がって観れたのでO.K.
演者のパワーが話を盛り上げてくれたのは間違いなく、当初はブラッド・ピット&エドワード・ノートンの予定だったらしいが、ラッセル・クロウとベン・アフレック、良いじゃないか。
("むしろ良い"と言いたいぐらいだ)
特にクロウ、演技に力があるからこそのルックに頼らないカッコ良さである。
総じてベテランやバイプレーヤーの演技に安心感がありましたな。
そんな中、レイチェル・マクアダムスは浮いてるという意見もあるけど、若くて野心もあり自分の信念ゆえにガンガン来る部分がやかましく見えたりするあの感じは、むしろ名優との掛け合いとして良いバランスだとワシは思うんだけどね。
結論、演者を愛でるという方向でも楽しく、内容的にもテンポも、要は色々と『好きな塩梅』だったのである。
ワシの《ツボにハマった作品》という感じですなw
それにしてもハンバーガー店の注文がALLチリビーンズ味とか見事に「ストレス発散は食欲で晴らす!」を体現してる風に見えるクロウの恰幅の良さ。
庶民派中華で例えれば《カニ玉ラーメンと天津飯のセットに単品でカニ玉追加》みたいなパンチの強さには笑ったww
身体作りじゃなくて たまたま本人が太ってるからそうしたのかもしれないし、映画的には小技みたいなモンではあるけど、結果的に良かったと思うよ。