キョン太

キッズ・オールライトのキョン太のレビュー・感想・評価

キッズ・オールライト(2010年製作の映画)
3.6
女性同士のカップルと二人の子供。
子供たちが成長して、自分たちの父親である精子提供者と会うところから話は始まる。

二人の母親が築いた家庭はきちんとしていても、父親がどんな人かは気になるだろうなあ。
子供たちを明るく受け入れてくれた「お父さん」との交流が始まると、色んな摩擦が起きてしまい……。

家庭とか家族は人間の基本で、安心できる場所みたいなイメージではあるけれど、子供は成長するし、親は老いていくしで絶えず変わり続けているものなんだなあみたいな気持ちに。
子と親では家庭を維持する努力の仕方も違うし。
結局はなにか起きても、受け入れたり乗り越えたりしなきゃならんのよね。

そういう力って、相手を思いやる気持ちから生まれるんだろうな。
正直、一線のハードルが低いのではとは思うんだけど。それもまた、二人の歴史の結果と受け止められるのすごいと思ったり。
キョン太

キョン太