メイマーツインズ

レッサー・エヴィルのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

レッサー・エヴィル(1998年製作の映画)
4.2
【隠れた傑作⁉︎シリーズNo.23】
《22年間、4人が背負った苦悩と葛藤…》

この作品を最初に観たのは20年くらい前…
同じ90年代の傑作”ユージュアル・サスペクツ〟と同じくらい結末が印象に残った作品。DVD所有で再鑑賞。

高校時代の同級生4人が、22年前に自分たちが関与した事件がきっかけで久々に顔を揃えるが…
22年前の事件の回想シーンを織り交ぜながら展開される密室劇。

はっきり言って、低予算映画。
スター俳優もいなく、派手なアクションもない。
だけど、やはり映画はアイデアが大事だとあらためて思わされる…
練られた脚本が本当に素晴らしく、構成も見事!
冒頭のシーンで悲劇があったのはなんとなく伝わり、そこからラストに繋がる展開で、物語にグイグイ引き込まれていく…
高校時代の回想シーンは、青春映画としてもよく描かれている。

おー‼︎となってしまう、予想外の結末…
どんでんがえし系映画によくあるような作り込んだ感じもなく、スムーズな流れの決着で、観る者をなるほど‼︎と唸らせる。

人間心理を鋭く描いた、ミステリー映画の隠れた傑作‼︎
超マイナー作品なので、動画配信はもちろんなく、レンタルショップでも大型店にしかないかも…
ミステリー映画が好きな方にはオススメできる1本です!