レッサー・エヴィルの作品情報・感想・評価

「レッサー・エヴィル」に投稿された感想・評価

コルム・フィオーレさんが気の毒すぎる。

仕方ないけどね。

面白いですねこれは。
継

継の感想・評価

5.0
冒頭で挑戦的に犯人を明らかにする、ミステリーとサスペンスの狭間を自在に往き来する様な幕開けは、
4人が背負う罪を明らかにし、エゴと猜疑心が交錯する会話劇で互いの本性をも曝け出した果てに、
やがて 『誰が犠牲になるか?』 へフォーカスしてクライマックスへ雪崩れ込んでいくー。

とても上質なクライム・ムービー。
派手さはこれっぽっちもなくf(^ー^;、どんでん返しだけを期待するとハズレるかもしれませんが、
計算された鮮やかな構成と、人の心理の深淵を突いて本性を抉(えぐ)り出す、練って練って練りまくったであろう脚本で勝負する “低予算でもこれだけ作れるぜ!”ってゆーセンスを見せてくれる映画です。

前回エントリー時もレビューを書いたんですけど、
弁護士は盗聴、警官は横領という具合に、4人の「悪行」が各々に充てた職業をうっすらと皮肉る行為になっている事に、今回漸く気付きました(笑)。


現場を意図的に映さずに2発の銃声のみを聞かせ、
「シュレディンガーの猫」さながらの様相を作り出して観る者を一旦煙に巻いた後に、冒頭の葬儀シーンへ回帰してその種を明かす、、、
全ての辻褄が合う偽装工作。

けれど,
鏡に映る己を殺しても, 口止めの報酬を燃やしても, 到底償えぬ
罪と罰.
隠し持った「証拠」は己への戒めか,その意味合いを「懺悔」へと変えるかの様に 燃やしも棄てもせず
Bible(聖書)と共に傍らの助手席へ置き 車を, 人生を, 走らせる...

『レッサー・エヴィル』直訳すれば “悪魔にも劣る”、その人間の性(さが)。
タイトルに、偽りなし。
仲良かった幼馴染4人が大人になって久しぶりに再開。何故ずっと会っていなかった4人が久しぶりに顔を合わせたのか…
それは過去にある殺人を起こしてしまい、4人でその事実を封印したから。それが今になって表沙汰になって。
まぁオチは置いておいて、それなりにハラハラさせられるサスペンスでした。
少年時代に犯した罪を巡って、大人になって再び再会した当事者達。少年時代と現在が交錯し、4人の心理戦が過熱する!
サスペンス好きになったきっかけの作品。目が離せなくなる
少年時代に犯した罪を巡って、22年後に四人が再会することになる話。
サスペンス映画。

低予算で派手さはなくかなりマイナーであるが、ストーリー構成が巧いサスペンスの良きお手本のような作品。
主だった登場人物4人の克明な心理描写・心理合戦の応酬で手に汗を握ること間違いなし。

この作品好きな方には『ミスティックリバー』をオススメします。
青山

青山の感想・評価

3.3
パッケージのイメージや「ユージュアルサスペクツ」を引き合いに出していることから期待した内容とは違った。が、なかなか良質な心理サスペンスだと思う。
4人の主人公が罪を犯した少年時代の1日と、22年後にその事で再会した1日を交互に描いた構成が見事。繋ぎ方そのものも粋だし、両者が同時進行することで徐々に話が見えてくるところも緻密。ただ全体に暗く沈んだ印象であまりハラハラするスリル感がないため、重苦しい嫌な感じだけが残るのが個人的には好きじゃない。もうちょいドキドキハラハラさせて欲しかったかな〜という、でも確かに脚本の巧い隠れた名作。
ペコ

ペコの感想・評価

4.1
大人の優良サスペンス。
よくあるどんでん返し系か?と思いきや、良質な人間の心理戦が観れて満足。登場人物たちの本性が段々暴かれていき、最後に本当の悪党が分かる。みんな悪党すぎて、途中まで「全員氏ね!クズどもが!」と思ってた私が、ラストには「かっちょええええ〜〜〜!まあ、これもあり!(≧∇≦)←」と考え改めてしまうほどのレボリューションが起こる。テーマは、ちょっと『続夕陽のガンマン』ぽいかな〜?なんて思ったり。
ぜひ、人間観察して、誰が死ぬか推理しながら観て下さい。シンプルisベスト。面白い♪♪