傑作。
不況時代の30年代のアメリカに実在した男女二人組の強盗、ボニーとクライドの壮絶な生きざまを描いたアメリカンニューシネマの先駆的作品。
ケチな自動車泥棒だったクライド(ウォーレン・ベイティ)は、気の強いウェイトレスの娘ボニー(フェイ・ダナウェイ)と運命的に出会い、コンビを組んで強盗を重ねていく。
後にクライドの兄夫妻や、スタンドで知り合った、ちょっと頭の弱いC・Wを仲間に加える。でもこのC・Wがなかなかいい味を出してるのだ。
衝動的に片っ端から銀行強盗や車をとっかえひっかえ平然と盗むところがほんと凄い。最悪である。こんなめちゃくちゃな犯罪者がいたものですね。
実際は禁酒法によって、政府に不満を抱いていた市民はボニー&クライドを英雄しするようになっていったらしいが、やってることはメチャクチャじゃん。。
彼らにとっては社会の不正を訴えるというよりも、強盗の方が楽だと思っただけなのでしょう。
それにしても衝撃的なラストの名シーンは夢に出そうだ。