映画観るマシーン

俺たちに明日はないの映画観るマシーンのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.8
30年代のアメリカで全土にその名を轟かせたレジェンド銀行強盗団ボニーとクライド一味を描いた犯罪映画
刹那的で破滅的で、まるでネズミ花火のように火の粉を撒き散らして唐突に終わりを迎える
本格的に映画鑑賞を始めた最初期に観た作品で、その刹那性に強く惹かれて一生忘れられない作品
AviciiやGalileo Galileiなど多くの大物アーティストが楽曲の題材にボニーとクライドを使っていて、私以外にもその破滅性・刹那性に惹かれる人はやはり多いんだなあと
最期のシーンはもう強烈すぎて強烈すぎて
久しぶりに観たけどやっぱり好きだ
2人の激情的な愛も泣けるんですよね
我々は犯罪が良くないことを知ってしまっているから社会の枠を飛び出して破滅的刹那的破壊的に生きることはできない、だからこそ自分の代わりに軽々と規範を乗り越えて自由に生きる彼らにある種の憧れを抱くんですよね