いののん

リード・マイ・リップスのいののんのレビュー・感想・評価

リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)
4.0
①難聴・女性・アラサー(推定)・こじらせ系・土地開発会社の秘書・淋しい毎日・友達は遊んでるのに・友だちは私に子守まで押しつけて不倫してるのに・私には何にもない・孤独な毎日・同僚の男は私のことをバカにしてるんだ・難聴の私は唇が読めるからヤツらが何を言っているのかわかるんだ・私の仕事までかっさらって同僚は自分の功績としてるのに・悶悶悶・・・(以下、続く)


そんなさえない①のヒロインの所に、②の男が登場


①から見たら、②の男は、
あやしげで・ムショ帰りで・あやしげで・イケメンで・私が教えないと仕事できないし・住む所にも困っているようだし・あー、世話を焼きたい・私を見下していた友達にも彼を自慢したい・私を見下していた同僚の男も見返したい


それで、そこに犯罪も絡んできてどうなるか。
オリヴィエ・グルメもヤバい男で登場!


①のヒロインが、物語が進むにつれて、どんどん魅力的になっていく♪ それに比例するかのように、観ている私も引き込まれていく。ちょっといびつな2人の関係を、そして、2人がやろうとしていることを、応援したくなる。監督は、「預言者」や最近では「ゴールデン・リバー」のジャック・オーディアール(まだ知ったばかり)。


カート・ラッセルと、ラッセル・クロウと、ヴァンサン・カッセルの違いも、これで理解!およそ20年くらい前のヴァンサン・カッセルが、これほど格好いい男だったとは、知らなかったぜ!


あと、ジャケ写は相当エロいけど(しかもフランス映画だし)、果たして本編はそれ以上にエロいのか。それは、観てのお楽しみ-♪
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