いののん

ジョン・ウィックのいののんのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
5.0
初鑑賞の時よりもっと好きになっていた。ガラスのようなというのか、クリスタルのようなというのか。夜の街の光や反射した光とか、本当に美しい。透き通るような切れ味。透き通るような儚さ。繊細で優しくて力強くてすんごく好きだ。映画のなかでは、たいてい男は失ってからしか気づくことができないけれど、このジョン・ウィックは失う前から大事なものがわかっていて、だからこそ失った後での行動は文句なしで正しいのです。きっと愛する人の元に はやくゆきたいのよね。それまでは全力で。傷だらけで。ちょっとヘンテコな感じももちろん好きです。彼が殺さなかった人、その人との短いやりとりも格好いい! 


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・シオンはやっぱりシオン


・ノオミ・ラパスの方の『ミレニアム』でミカエルを演じたミカエル・ニクヴィストが出演。だからなのかな、北欧系ノワールが入っているように感じたけれど、今作で演じたのはロシアンマフィアのボスでした。彼の、ジョン・ウィックに対する畏れ方も素晴らしい!
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