アァーーーーーー

回路のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

回路(2000年製作の映画)
1.5
友人の勧めで鑑賞。

黒沢清としては、
スイートホームだっけ?
アレを小学生の頃見た記憶があるので実際は2本目。

色んな信じれる人達から「黒沢清は見た方がいい」と言われてコレを借りてみましたが、、

正直カナリガッカリ。。



フィルムの質感や独特のカット割は個性が感じられて良いんだけど、、
まず、俺ホラー好きじゃないし!!
んで、ホラー的描写もそんなに怖くないというか。
そもそも怖がらせる事を大事にしてるのかどうなのか?
それにしては本物とかにあるアノ背筋の凍る感じが薄いというか。
この撮影時にCGがどの程度の技術力だったのか分かりませんが、特殊効果的な個性は評価出来ます。
ですが、
話も「もう!いい加減わかったからそういう話なんでしょ!」とか思ってると、結果をいつまでも引っ張りながら箇所箇所が飛びすぎてよく分かんなくなるし、
何つーか、ロケ場所の統一感もないのもイラッとくるというか。
廃工場使うあたりのチンケな描写も当時としてはアリだったんですかねぇ。。電車のシーンとかも「こういうの入れとけば意味深でしょ?」的な風にしか見えないばかりか、そのあと何無しに普通に生きてるしw
例えばエンターザボイドみたくロケするならリアリティ優先で新宿周辺なら新宿周辺に絞って描かれてる方が良いと思ってるし、
飛ぶなら飛ぶで大胆すぎるぐらいちょっとありえないでしょ〜w的なのが欲しいというか。

グランジーな青春時代に見てたら何かしら思うことはあったかも、ですが、
ただひたすら、
うーん。
ツー感じ。

あと演出のヘタさにもビックリです。
途中何の無しに登場する武田真治の棒読みップリで爆笑すらならずに本気で消そうか迷ったぐらいです。
麻生久美子が今と全然顔が違ってビックリ。
この頃の小雪が今見ると相当な美人でビックリ。
そういや加藤晴彦いなくなったよね。。
ちょい役の役所広司の使い方も所謂日本映画風の「友情出演」「特別出演」的なニュアンスでマイナス。

結果色々マイナス。。
最近見た中でかなり酷い映画でした。友人には内緒でお願いしますw

黒沢清の傑作があったらそれ見てもう一回判断したいです。
アァーーーーーー

アァーーーーーー